EX.つながる過程 最終話【MOC→now】

晴々とした陽気の暖かみが

外から差し込む休日のリビング。

昼時の和やかなやりとりは

 

 

平凡な会話だった。

 

 

 

響くは少し近く、しかし姿は

ハッキリとは見せてくれない。

朧げながらも確信に近い、

そこにいる彼女は

僕に嬉しそうに語りかけている。

 

 

 

人様からすればほんの些細な

日常のやりとりは、

僕が無意識に見た未来に

大きな意味と些細な幸せを示して、

鮮明なビジョンを脳裏の底に残した。

 

 

 

「未来で待ってる。」

 

 

 

それは行く末の僕自身が言っているのか、

或いはその人なのか。

時をかける誰ぞという物語の最後のように。

僕の無意識を埋めていく。

暖かに、煌きながら、木霊して埋め尽くしていった。

 

 

 

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 

 

 

 

 

ふと我に返ると、目と鼻の先に映るただの白い壁。

それは忘れられないほどの別世界に見えた。

 

 

 

「有り得べき今を見よ。」と、

 

 

 

先を行く自分が心で諭している。

狂おしいくらいの嬉しさで、

露骨に顔を赤らめたことは、

ほんの先程の出来事のようだ。

 

 

 

しかし確かにそこでは幸せを見た、

無邪気な囁きがあった、愛情をこの身に感じた。

「またね。」それは無言で。

そして「必ず!」と不抜の気持ちをそこに置いて。

望む未来へ邁進する気持ちは、

どこまでも強く落とし込まれていく。

 

 

 

「昨日、何食ったっけ・・・?」

 

 

 

そんなにすぐに思い出せる筈がない。

そんな、自問自答のブレイクステートに促され、

元の自分へ還った。

足の裏からジンジンと伝わる昂りは、

無意識にダイナミックなアクセスをして、

感覚に現れたのだろう。

 

 

 

 

 

既に何度も体験して、それらは自然と成してゆく。

繋がりゆく未来に向かって歩んでいくプロセス。

 

 

次世代型イメージトレーニング、

チェインプロセス、完了。

 

 

 

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 

 

 

 

 

これからきっと色々、まだまだ課題はあるけれど。

それはいずれも、大丈夫だって信じている。

 

 

 

 

 

でも、実は一つだけ。

 

 

 

最後に一つだけです。それだけは、

最後のビジョン(メタアウトカム)を

見据えに行ったその時は言葉にできなくて、

それで今では心残りになったことがあるのです。

 

 

 

今では姿がはっきり見えるようになった、

それからいつでも想っている。

 

 

 

だから、そこにもう本当に辿り着いたから、

聞くことにするよ。

 

 

 

実はあの時、ほとんど一目惚れしたなんて聞いたら、

きみはどのぐらい驚いてしまうかな。

 

 

 

これからもずっと僕には君が必要。

だからずっと、よろしくね(^^)

 

 

 

センマはプロポーズいたしました。

fin…

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

どこかでキュンとした人!すごくイイネを!!笑

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です