Re:いつでも始まるNLP生活   0話 私がNLPを知ったストーリー

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彼が初めてNLP(神経言語プログラミング)

というものを知ったのは

新社会人だった頃の話である。

 

 

 

 

当時、大学を卒業し、

証券会社に入社した彼は、

数日にわたる新人研修を受けていた。


その日の研修は、

関西弁のちっさいオッサンと自称する

コーチが催すセミナーだった。

この研修が非常に面白いと感じ、

彼の心を大きく突き動かした。

そして、その日の終わりに

NLPの話をしてくれたのだ。

 

 

 

自分と他人を理解できる、

営業に使えるスキル、

プライベートが充実する術が詰まっている。

そんな話をしてくれたのだ。

 

数いる新人がその話を面白がったが、

このうち何人が、

そのNLPというものに興味を持ち、

自ら学ぶことをしただろうか。

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

なんと、たった一人だった。

最終的には、彼だけである。

 

 

 

それから彼は、本を読んだり、

さり気なく人に試してみたりと、

気の向くままに、独学をしていた。

彼にとって学業を経て以降初めての、

また楽しく学べるものが見つかった。

そんな風に思った。

 

 

 

 

 

しかし、その2年後の春。

およそ1週間も経たない時の中で、

静かに迫り来る雪崩のように、

突然の悲劇がいっぺんに降りかかる。

 

 

 

 

 

 

家族、とりわけ親戚との価値観の

違いにより勘当される。

 

その数日後、

母親が早世したことを告げられる。

 

さらにその同じ日の夜、

母との言葉を交わさぬ面会に

意気消沈しきった彼の泣き面に

5年という歳月を付き添った彼女に

突然の別れを告げられる。

 

 

 

当然、彼にも非はあった。

だが彼は、自分がこの世では

骨さえも貰えない犬ほど、

孤独で、幸は無いと信じるようになった。

 

 

 

 

 

不幸による会社からの忌引きをもらう

休暇中の彼は、

その日を境に、酒浸りの日々が始まる。

心身ともに憔悴しきる彼は、

そのやつれた躯体には余る

やり場のない憤りを抱え、

ときに繁華街での喧嘩も厭わなかった。

 

こうして、心のねじ曲がった人間の一人と

なっていくのは、時間の問題だった。

 

 

 

また1週間くらいした頃、

変わらぬ体たらくを過ごし

薄暗い部屋で傷心し切る中、

彼は微かにNLPのことを思い出していた。

 

 

 

しばらくしていなかった独学なので、

意識で覚えてはいなかった。

 

それは無意識に響く救難信号だった。

 

 

 

目的もなく、ただ藁にも縋る思いだったが

これが彼の、NLPを独学ではなく、

真剣に学ぼうと決断した瞬間だった。

 

 

 

 

 

程なくして、彼は新人研修で会った、

コーチに会いに行った。

幸は薄いもので、いずれは孤独になると

信じている青年に、

一人の人間として、

人生を豊かにしていくことを教えてくれた。

また自分を信じ、他人を受け入れるという

当たり前のことを、

彼は、他人であるコーチを通じて

取り戻したのだ。

 

 

 

心理学の分野と聞いて、

スピリチュアルならまだしも、

ごまかしや操作を連想する人もいるこの世の中で、

 

 

 

『包丁を、殺める凶器に使うか、心を込めた手料理に使うか』

 

 

 

浅はかだが、たったその違いであると彼は認識した。

 

 

 

かの、

マーク・ザッカーバーグ、

レディ・ガガ

ヒュー・ジャックマン

 

などの著名人も学んでいるものならば、

疑うことはしなかった、

十分に自分を変えるものと信じた。

 

 

 

 

 

奇妙なことだが、姿形はなく、

未だ知る者は多くないNLPというものが、

彼の心を真っ直ぐにしてくれたのだ。

 

 

 

 

 

「人は弱者に同情するが、結局強者になびいていく。

それでも少数の弱者の為に、戦おうじゃないか。」

 

 

 

 

 

アメリカの政治家、ケント・キースの言葉の如く、

彼は生きるための目的を見つけた。

 

 

 

 

 

かくして、

オリンピックの金メダリストに憧れるように

NLPトレーナーに憧れるようになったのだ!!

 

 

 

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NLPアウトプット、スタート!\(^o^)/

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