11.無の境地

「面白がる人は何でも面白い。何でも不満を持つ人は、

どんなにお金があろうと不満だもんね。」

タレント 所ジョージ

 

 

 

灼熱の陽差しの下、額を撫でるだくだくの汗、

ひと時だけのそよ風が身体を涼めて、

蝉時雨が木霊する下り坂を

自転車で颯爽と過ぎていく。

今夏、流行りの配達仕事を始めた人がいる。

彼は人よりよく汗をかくもんだから、

一仕事終える毎に水を飲む。

汗をかいたら水を飲む。

 

 なんだかとてもキリがない。

 

そうしてお客のもとに頼まれたものを収める。

立て続けに入るオーダー、それを知らせる着信音。

また別のものを運びに指定の店に。

この繰り返しである。

 

角ばった黒い大きな鞄に潜めた大量の水は

昼下がりにはからっけつになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

悩んだ末、外でジュースを買う事を

諦めて、その日は家に戻った。

 

 

 

 

 

 

 

 

【無の境地】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その日の全財産、なんと400円ちょっと。

そうです、

ジュース買ったら夕飯が危ぶまれたんです。

 

 

 

 

 

「たった100円のお金に困っていたときさえありました。

夏のさかりに、躊躇したあげく自動販売機のジュースを

買えなかったことが、今となってはいい思い出です。」

 

NLP-JAPANラーニングセンター

代表 芝健太 先生

 

 

 

 

 

まさか私まで夏のさかりに

身をもってこの体験をする日が来るなんて

想像もしておりませんでした。

 

 

 

そう、これはおカネの無の境地。(そっちかよ)

スピリチュアル帯びたお題でしたが、

そっちでした。(笑)

 

 

僕が通ってたNLP専門学校の代表です。

いいきっかけになりました、もう一度本を読むことにします。

 

  

 

 

現代社会において最大のリスクは、

「人生を後悔すること」だと思うんです。

金銭的なリスクなんて、ある意味、大したことはない。

楽天(株) 創業者 三木谷浩史

 

 

良い意味で、人生は何が起きるか分からない。

 

 

 

 

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